夏休み映画劇場5:池上季実子のど根性。『HOUSE』を観たら(ポロリもあるよ)

1977年の映画なので私が15歳の時ですね。中学三年生。劇中の少女たちは高校生という設定なので、ちょっと年上のお姉さんたちがあんなことやこんなことをする映画だったわけです。
あんなとこやこんなとこを見せながら。
中三の夏休みに観たかったなぁ。
っていうか観るべきだったなぁ。せっかく15歳だったんだから。

HOUSE (ハウス)

そして1977年から43年。私は58歳になりました。
登場人物たちは娘と同じお年頃。
この間、どこかのタイミングで観たような気になってましたが、観てないと思います。観たら忘れないと思いますこんな映画。

7人の仲良し女子高生が夏休みのイベントとして泊まりに行った家が人喰いハウスでとんでもない目に逢うというお話。
7人の名前がオシャレ、ファンタ、ガリ、クンフー、マック、スウィート、メロディー。
家族もそう呼んでいるようなのでキラキラネームのはしりかと思ったらニックネームだそうです。
マックってなんだ?と思ってたら、食いしん坊キャラで「ストマック」のマックだそうです。内臓です。同級生が付けたのでしょうか。

主人公はオシャレ(池上季実子)。仲良しの中でも一番仲良しのファンタ(大場久美子)とは別々の夏休みの計画があったのですが、どちらも事情があって中止。他の5人も加えてオシャレのおばさんの家に泊まりに行くことになります。
その家(羽臼屋敷はうすやしき)には秘密があって、仲間たちは次々に消えてゆきます。食べられちゃうんです。ピアノとか井戸とかそういうものに。

この次々食われちゃうところが物語的にも映像的にもクライマックスなのですが、それ以外にもあちこちでいちいちいろんなものをぶっ込んであって、なかなか戸惑います。
女子高生(設定)たちも今だったらちょっとまずいんじゃないの、っていうあられもない姿を披露しています。全裸で血の海で泳いだり、和服から片乳露出したり。

1977年というと『スターウォーズ』がアメリカで公開された年なんですが、同じ時期に日本でも様々な撮影技術を過剰なくらい使った映画が作られてたんですね。
そう思うとやっぱり15歳の時に観たかったなぁ。アレとかアレとかも全部含めて。

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