日々棒組み859 齢五十八の陰キャ認定

高3の娘アヤさんは時々「陽キャ」「陰キャ」という言葉を使う。
クラスメイトに対して「あの子は陽キャだから」。
自分に対して「しょせん陰キャだから」。
「陽キャ」は “陽” なキャラクターのことで、人と関わることを厭わず、明るくポジティブで、古い言い方だと青春を謳歌してるタイプ。でも決して褒め言葉ではない。
「陰キャ」は “陰” なキャラクターで、あまり広くは人と関わらず、限られた範囲の人間関係や自分の楽しみを大事にして我が道をゆくタイプ。そして決して悪口ではない。

「陽キャ」は陽気だが、「陰キャ」は必ずしも「陰気」ではない(けど陰気な場合もある)。

というのが娘と話していて私が理解した「陽キャ」「陰キャ」観である。
ひょっとしたら「とーちゃんそりゃ違うよぜんぜん違うよ」と言われるかもしれない。

でもまぁどっちも思うままに楽しく生きてくれよと58歳でおじいちゃんになった私は思うだけだ。

そりゃそうと。
実は私も「陰キャ」であることが判明いたしました。

え?

そりゃそうだろ何を今さらですって?

いや違うんですよ。
公式に医療機関によって認められたんです。公式、診断書つき。
「あなたは陰キャでした」って。

そう。
陰性でした。
健康診断の時にやるはずだったけどあっちの手違いでやらなくてやり直した新型コロナウィルス抗体検査(あれ?この話してなかったっけ?)。

まぁとにかく陰性でした。
一番つまんないやつ。
感染してた証拠は無いけどかと言って感染歴が無いとは言い切れなくてもっと言うとたった今感染してるとも感染してないともなんともいえない要するに何にもわかんないです手洗いうがい忘れずに。なやつ。

いっそのこと陽性だったら、
え?いつだろー?いつ感染してたんだろー?どこで感染したんだろー?誰と会ってたっけー?
みたいに想像の翼で思うぞんぶん羽ばたけたのに。

まぁでもとりあえず今のところ。
新型コロナウィルス抗体検査は「陰キャ」でした。
「陰キャ」っつより「隠キョ」のお年頃だけどさ。

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