ローダン読むならKindle Unlimited(と爺さんは叫んだ)

あれはいつのことだったでしょう?
「宇宙英雄ローダン・シリーズ」という長い長いSF小説があると知ったのは。
その時点で何冊くらい刊行されていたのか覚えていませんが、学生だった私は「読んでみたい。なんだかすごそうだから」と思いました。

しかし、経済的な理由からか、あまりに先が長くて(なにしろ本国版も日本語版も高速ペースで刊行が続いていたので)ビビったのか、読むのを諦めてしまいました。

それからはできるだけローダン・シリーズを視界の外に置くようにしていましたが、それでもこんな本だけ買ったりしていたので、気になってはいたのでしょう。

こんな本『ローダン・ハンドブック』。

しかし。
読み始めるのが遅くなればなるほど既刊が増えてゆくわけで、読み始めるハードルはますます高くなり、ついには巨大な壁となり、「ローダン?そんなのもあったよね。まだ続いてるの?うふふ」みたいなことになってしまいました。

ところがKindle Unlimitedを使うようになった後に「宇宙英雄ローダン・シリーズ」が「合本版」としてKindleに加わっているのを見つけました。
合本版電子書籍一冊に20話(文庫10冊分)収録で10巻200話。
文庫百冊ぶん。
その時はまだKindle Unlimited対象ではなく、
「こういうのこそunlimitedにしてくれればいいのにな、わかってねぇなそういうの決めてる誰か」
とか思っていたのですが、ある日、Kindle Unlimited対象になっているのに気づき、こりゃもう読むしかないと借りたのでした。

宇宙英雄ローダン・シリーズ 電子書籍版〔合本〕 (ハヤカワ文庫SF) Kindle版

読み始めるとさすが人気シリーズ、やはり面白い。
まだ6話(文庫三冊ぶん)まで読んだだけですが、レトロ感とオーソドックスなSF的アイデアがいい具合で、読んでいて楽しいです。
何となくスタートレック的な面白さを期待していましたが、まだそこまで至らないというか、地球で色々やってるところです。
侵略者から地球を守るための予算確保のため、世界的企業の株を(インチキしながら)買い集めたりしてます。
地球人類共通の敵と戦うからといって、世界中から無条件に無限の協力を得られるわけではなく、苦労してます。
なんか大人の雰囲気。ドイツ気質でしょうか、律儀に積み上げてる感じです。
まだまだこれからですね。

この合本版10巻までで残り194話(文庫換算で97冊)、先を急ぎたいところではありますが、こればかり読んでいるわけにもいかないので、他の本を読みながら間に挟んで読むようにしています。
残念なのは、紙の本にはある依光隆画伯の挿絵がKindle版には無いことですね。まぁ我慢します。

Kindle Unlimitedは3ヶ月無料キャンペーンをやっているので、私のようにローダンシリーズが気になっていた人はこの機会に読んでみてはいかがでしょう?
3ヶ月で全部読むには毎日2話(文庫換算で1冊)ずつ読んでも追いつきませんが。

私が今読んでるKindle Unlimited対象作品はこちら↓

「エクソシスト」の遺産 Kindle版

半分弱まで読んだところですがこれは面白い。
読了したら詳しく感想書きたいと思いますが、第1作についてあれやこれやの後に『エクソシスト2』についての話が始まったところですが、この本によると『2』のジョン・ブアマン監督は一作目が大嫌いだったそうで、迷走した挙句わけわかんない映画になっちゃったみたいです。
「エイリアン3」とかもそうだけど、ヒット作の続編のゴタゴタってホント面白いですね。続きを読むのが楽しみです。
カバー絵もいいですよ映画より怖い感じ。

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