そんなにムサシアンというわけではないけれど、ちょうど原作を読んでいたのでテレビ放送されたものを録画して視聴。147分の映画ですが、放送は170分枠(CM入り)でした。
『宮本武蔵』の映像化作品はたくさんありますが、今回は高橋英樹が宮本武蔵役の1973年の映画です。英治の原作の後は英樹の映画です。
その他の配役は、佐々木小次郎:田宮二郎、お通:松坂慶子、又八:フランキー堺、朱実:倍賞美津子、沢庵:笠智衆、って豪華メンバー!
豪華メンバーの上、あの長い原作を一本の映画で全部やっちゃおうという意欲作。
意欲作ですが、原作のどこをどうするのかが気になって、そういう目でずっと観てしまいました。
基本、原作を踏まえて観てね、みんな知ってるよね?という作りだったと思います。じゃないと又八の変転ぶりとかついてけないですよね、原作でもこいつどうかしてるってくらいいろんな状況に陥りますからね。
高橋武蔵は予想よりずっと野性的でカッコ良かったです。俳優はみんなイメージに合ってたのではないでしょうか。お杉ばばぁは怖かったです。
強いて言えば田宮小次郎が武蔵との試合以外に剣士としての見せ場がほとんど無いのが残念ですが、長さを考えたらそりゃそうだなとも思います。
小次郎を倒した後武蔵はあっという間にそこを逃げ出しますが、船を自分で用意したり、潮の満ち干の時間を気にして遅れてきたりはみんなこの時のためだったとわかります。
最後はなんか淋しい朱実の歌で終わります。ほんと,
なんか淋しいんだ、この終わり方。
1973年の映画には『スティング』、『エクソシスト』、『ミツバチのささやき』、ってこないだ感想書いた『ロング・グッドバイ』と同じじゃないですか1973年!(→『ロング・グッドバイ』を観たよ)
日本映画では『仁義なき戦い』とか『仮面ライダーV3対デストロン怪人』などがあります。
*今回観た高橋英樹版宮本武蔵はソフトが無いみたいです。
これでも観てて↓
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