えーと、私、もうすぐ53歳になりますが、初めて読みました『宮本武蔵』。ほんで、今さら私が申すようなことではないのですが、言わせてください。
もー、面白いったらありゃしない。今まで読まずに生きてきた私の人生を誰かにお詫びしたい。お詫びして訂正したい。
娯楽フィクションの基本というかお手本というか要素というかすべてここにあるって感じ。
なんつってまだ途中なんだけどさ。青空文庫で「01.序、はしがき」を入れて8分冊になってるうちの「05.風の巻」の半分を越えたあたりです。
そうです。電子書籍で読んでます。
08まであって長いなーと思ったけど、私としてはすごいスピードで読んでいて、長いどころかもっと来ーい、もっとだー!って感じです。昔、栗本薫が「漫画を読むようなスピードで読める小説を書きたい」というようなことを言ってたけど、そういう感じ。ざっくざっく読み進める。絵も浮かぶ。
もうホント今更なことばかり言いますけど、娯楽を作る人は全員必読ですね。物語の大きな引きとか、追っかけとかすれ違いとかいいやつ悪いやつ卑怯なやつ迷いまくってるやつ達観してるやつ、人物もあちこちよく動き回ってまぁ都合よく会ったり会えなかったりですが、いいんです、娯楽だから。もう一生読んでいたいくらい。
で、読んでいて気づいた娯楽作品のひとつの法則、「主人公がモテモテである」。
主人公がモテモテだと恋心だぁ嫉妬だぁで物語が動くしね。
↓未読の方はぜひ。なにしろ無料で読めます。
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