第2回国際SFアート大賞発表!オトーは月刊スターログと #39:1983年9月号

オトーは月刊スターログと

メリークリスマス!
クリスマスといえば月刊スターログ。スターログといえば国際SFアート大賞。SFアート大賞は光る。光るはオヤジのハゲ頭。
というわけで、ハゲてもハゲなくてもオヤジはオヤジ。未来なんてありません。あるのは思い出だけ。思い出にすがりつかなくては生きることなどできません。明日布団から出られません。寒くて。
そんな根性なしオヤジが今回すがる思い出はこれ。

月刊スターログ日本版NO.59:1983年9月号 特別定価720円

表紙
目次

表紙は、第2回国際SFアート大賞シルバー賞、三田恒夫「プライバシーの侵害」。
ゴールド賞が何作かある中(グランプリは該当作なし)、シルバー賞のこれが表紙を飾ったのは「インパクト」でしょうか。
帝王バックベアード、悪魔の目ガンモンス、そして目玉親父。
目玉はいつもインパクティである。 
ちなみに表紙は部分ですね。本文中には下の方に、草原に岩が並んでる絵が載ってます。

そのころジェダイは復讐していた

巻頭ピンナップ表カラーは『スターウォーズ ジェダイの復讐』のポスターアート。写真っぽいのとイラストっぽい似たような絵柄のを並べてます。裏は監督のリチャード・マーカンドと製作のハワード・カジャンサンのインタビュー。

スターウォーズエピソード6 “RETURN OF THE JEDI”が、そもそも “REVENGE OF THE JEDI” というタイトルだったのを、ルーカスだか誰かすだかが「ジェダイは復讐なんかしなくね?」と言い出して変更になったのは有名な話で、ここでも前に書いたような気がする。ところが日本では「帰ってくるのはウルトラマンだけでよくね?」と誰かが言って「ジェダイの復讐」というサブタイトルで公開されたって話は今初めて聞いた。
巻頭記事も『ジェダイの復讐』ネタで、リチャード・マーカンドとハワード・カジャンサンのインタビューが続きます。
ルークたちがジャバをぶっ殺した後、タトゥーインを出るまでに砂嵐に遭うシーンが撮影されたけどカットされたなんて話が出てきます。
二人は撮影されたフィルムの行方を知らないようで、「そいつはどこにあるやら。どっかのコレクターが「スターウォーズ」の貴重品にしているかもしれない(笑い)」とか言ってます。
もしそうなら、大変なお宝ですね。
と思ったらBlu-ray BOXのボーナスディスクに「未公開シーン」としてちゃんと収録されてました。
説明によると「最初に撮影され」、「最初に削除された」シーンだそうです。
傷だらけですが、ルーク、ハン・ソロ、レイア、その他一行が砂嵐のなか、ミレニアムファルコンやXウィングファイターまでたどり着き、お互い別れを告げるシーンになってます。
ハン・ソロはルークに「ありがとうよ、借りができたな」とか言ってます。
マーカンド監督によるとこれをカットしたのは「とにかく必要じゃないんだ」ということでした。
マーカンドは最終シナリオにあって映画にないのは砂嵐のシーンだけだと言っていますが、Blu-ray BOXの特典にはもうひとつ削除シーンが収録されていました。
映画冒頭、建造中のデススターに視察に来たダース・ベイダーが、現場監督に向かって「お前、ちんたらやってると皇帝にぶっ殺されちゃうよ」と、パワハラのお手本みたいなことを言って脅すシーンの後に、ルークがタトゥーインの洞窟みたいなところで新しいライトセーバーをビヨーンと出したりシュパッと引っ込めたり試していて、それを後にR2-D2とC-3POがジャバのところへ出発する、というシーンでした。
ルークは無言なのですが、きっと「あいつ、本当に俺の父ちゃんなのかなぁ?なのに俺の手首を切断するなんてひどいなぁ。親父にも斬られたことないのに!なんちゃって。あ、親父に斬られたのか。だからあいつ、本当に俺の父ちゃんなのかなぁ…」なんて考えていてジャバのところへ行くのが遅れちゃったんですね。

そのころメビウスはタヒチ行きを計画していた

その他のニュースとして、スピルバーグの『トワイライト・ゾーン』がアメリカで公開されたことや、フランスで永井豪や辰巳ヨシヒロ作品が紹介、出版されたことも伝えられています。
その流れで「コミックスの法王ことメビウスがタヒチに隠遁してしまう。ついおととしまではピレネー地方に住んでいたし、昨年はオルレアンの近くの村、そして今度はタヒチときたから大変。現在、バカンスもやめて描きだめに専念中とのことだ。」なんて情報も。
ちょうど今メビウスのインタビュー集を読んでいるのですが、メビウスは、スピリチュアル的なものに入れ込んでコミュニティーに参加したり、オーガニックな食事を心がけたりしていた時期があったそうです。この本読むまでそんなことまったく知らなかったけど。

メビウス博士とジル氏 二人の漫画家が語る創作の秘密 (ShoPro Books)

神がかってるのは絵だけでなく、生き方もなかなか凡人離れしてます。ひとつの方向にずーっと進むとどこかで突き抜けてこうなっちゃうのかなぁ。

そのころ『東宝特撮映画全史』には轟天号ブループリントとフィルムしおりが付いていた

『さよならジュピター』がポスト・プロダクションの段階に入ったことと関連して『東宝特撮映画全史』が発売になることが報じられています。しかも東宝に直接申し込むと、轟天号のブループリントと、フィルムしおりがもらえる特典付きだそうです。
当時はそもそも高価だったのと、私がそんなに特撮寄りでなかったので購入しませんでしたが、何年か前にamazonで新刊として買いました。自由になるお金がちょっぴり増えたのと、かなり特撮寄りにシフトしていたからです。
発行から30年くらい経っていたのに初刷で、もちろんブループリントもフィルムしおりも付いていませんでしたが、かなり多項目の「正誤表」が付いていました。

そのころ国際SFアート大賞入賞者は住所を晒されていた

表紙にある通り、この号は「第2回国際SFアート大賞」発表号で、多くの作品がカラーやモノクロで紹介されているのですが、おお!と思ったのは作品ではなく、入賞した人の名前と住所が掲載されていたことでした。予選通過者も含めて見開きにびっしり百何十人分か、番地まで載ってます。お手紙出せます。まだこの住所に住んでる人もいるんだろうなぁ。
今では考えられないことですが、作品を見て仕事を依頼されたりする可能性を考慮してのことでしょうか。私が住んでいる市にも一人入賞者がいました。おめでとう。

というわけで、「オトーは月刊スターログと」第39回はここまで。
また来年までごきげんよう!さようなら!
みんなも個人情報の漏洩にはじゅうぶん気をつけてね!

スターログ発行順の目次はこちら→オトーは月刊スターログと[総目次]

 

blinkpanda
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