鞭を使わないインディ・ジョーンズか?映画『ジャック・ハンター クリスタルロッドの謎』“Jack Hunter and the Lost Treasure of Ugarit”を観たら

会社の仕事が忙しくて頭がキィーン!となることが多い日々が続いているので、軽く楽しめる映画でも観ようと、だいぶ前に東京MXの「キネマ麹町」で録画してそのままだったこれを選びました(ちなみに吹き替え版)。
2008年のアメリカ映画。

『ジャック・ハンター クリスタルロッドの謎』“Jack Hunter and the Lost Treasure of Ugarit”

なんでしょうこれ。
簡単にいうと「インディ・ジョーンズ」シリーズのお金がかからないところだけつなげて作ったような映画でした。
軽く楽しめるにもほどがあるというか、「ああ、これは気を抜いて観ててもだいじょぶなやつだな」とすぐわかる、今の私の精神状態にぴったりな映画でした。
パリから始まって、シリア、アメリカと舞台が移って、シリアが冒険の主な舞台となります。
ダマスカス空港に着いた主人公の帽子、シャツ、肩掛け紐が妙に長いカバンなど、あまりにインディ・ジョーンズで笑っちゃいます。
それともあれは冒険家のスタンダードなんでしょうか?

インディ・ジョーンズシリーズと違うのは、現代(撮影当時の)が舞台ということで、パソコンや携帯電話(二つ折り)、衛生電話などで情報の収集や分析、通信を行うところでしょうか。
でも洞窟で壁の紋章を見るときは(燃焼時間が異様に長い)マッチの火を使い、さらに奥を探検するときはマッチで着火する手提げのランプを使います。冒険のスタンダードです。
悪いやつに捕まったときは女性と背中合わせで柱に縛りつけられます。スタンダードです。
他の車の影も見えない砂漠の一本道を車で走っていると突然現れた悪者の車に追突され、カーチェイスが始まります。すると突然今まで一台もいなかった対向車がビュンビュン来るようになり、チェイスが白熱します。
スタンダードです、か?

砂漠が舞台なのに蛇とかサソリとか出ないなぁ、予算の関係かなぁ、と思っていたら終盤の洞窟で軽くサソリに襲われてました。
独特の品種のサソリらしく、足を動かさずに壁を這い回ってます。ゴム製のおもちゃを糸で引っ張ってるみたいです。
みんな同じ動きに見えたのは群の習性なのでしょう。CGだったかもしれません。でもどうでもいいんですそんなとこ。

自分の精神状態もあり、気を抜いて楽しく観ていたのですが、なんとこの映画、三部作だそうで、最後に謎を残して終わってしまいました。
「キネマ麹町」の次週放送予告は『日本統一 2』だったので、少なくともシリーズ連続放送はなかったみたいです。
シリア内戦は2012年かららしいので、2008年というとその前に撮られている映画ですね。本当にシリアで撮影したかは知りませんが、景色はきれいでした。実景の遺跡や街の様子もたくさん映っているので、本当にシリアなら、貴重な映像かもしれません。

あと、映画とは関係ありませんが、途中でニュース速報が出て、横浜、川崎と千葉県の東葛飾に洪水警報が出されてました。2018年5月13日日曜日のことでした。最近の水害を思うと、過去の速報でもちょっと心が引っかかってしまいます。
なんて考えてるとせっかくのお気楽感がなくなってしまうのでやめましょう。

というわけで。心が弱っててあんまりものを考えたくない時にはオススメの映画です。
続編も、放送してくれたら録画しといて心が弱った時に観ます。無料配信でもいいです。お金を出してまでは観たくはありません。お金を出すと心が弱っちゃう性格なので。

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