LINEクリエイターズマーケットでスタンプの販売を開始してからもうすぐ一年がたちます。
現在11個発売中。もうひとつ作っておけば月いちペースで作りましたって言えたのになんだか中途半端な数字。
友人たちとの連絡用にLINEを使うようになって、自分でスタンプとか作って使えればいいのになぁ、いくらでもちゃかちゃか作っちゃうのになぁ、と思っていたところへ、クリエイターズマーケットで作って売れるようになるよというアナウンス。
こりゃいいやとすぐにでも着手したかったのですが、ちょうど描きかけの漫画があったので、これを終わらせてから、と後回しにしたのでした。その時は、作ればすぐに発売できると思っていたので、いつでもやれるときにやればいいやと思っていたのでした。
結局私が第1作のスタンプを作ったのはクリエイターズマーケットで販売が開始された後、5月の連休が終わってからでした。
その第1作の「ほつれパンダ」は丸二日で作りました。いやほんと。
5月の土曜日の朝4時半頃にぼんやり思いついて、枕元のメモ帳にちゃちゃっと描いて、これでいいんじゃね?と思ったので、起きて朝飯食って描いて昼飯食って描いて晩飯食って描いて寝て起きて描いて朝飯食って描いて手描きだったのでスキャンして昼飯食ってスキャンしてパソコンで色つけて晩飯食って色つけて紹介文やらでっち上げて審査申請したのが日曜の夜11時過ぎでした。
ペンネームは「フジヤマシノビ」にしました。
別の用途で使うつもりでFujiyamashinobiでツイッターアカウントも取ってあったんですが、その別の用途がいつになるかわからないのでここで使うことにしました。スタンプは海外でも販売されるので、外国人ウケしそうな、富士山と忍者をくっつけたこの名前がぴったりだと思ったのです。ちなみに、私の故郷は静岡県の富士宮市で、富士山のドふもと町なのでこの名前を考えてついたのでした。
その夜はヘトヘトでしたが、そのころには、すでに発売されているクリエイターズスタンプが売れていて、作り手にもけっこうな額のお金が渡りそうだという話が伝えられていたので、審査申請しただけでもう大金持ちになった気分で安らかな眠りにつきました。
でもそれは二重の意味で大間違いだったとすぐに思い知らされるフジヤマシノビであった。
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