特にムサッシャーというわけではないのですが、以前ブログのネタにしたこともあってどうにも気になる宮本武蔵映画。
今回は三船敏郎主演、稲垣浩監督、1954年作品の『宮本武蔵』を鑑賞。
又八は三國連太郎、そしてお通は八千草薫。若い!若くてかわいい!
三部作の第一作ということで時間に余裕があるのでしょうか、原作は関ヶ原の合戦の後から始まりますが、この映画はそれよりちょっと前、武蔵と又八が出世を夢見て村を出ようとするところから始まります。この時点では又八とお通もいい感じだったことがわかります。
そこから始まって、武蔵(たけぞう)が宮本武蔵と名乗るまでが三部作の一作目となります。
原作も何も知らずに観たら、剣豪の話というより青春映画に見えます。お通や朱実の女心的なものもしっかり描かれているので、意外とデート映画として作られたのかもしれません。
そう思うと、合戦のシーンやその後のアクションもお上品というかちょっと淡白な感じもします。
原作ではこの先は血みどろの闘いが続きますが、どう描かれるのでしょう。ちょっと心配。三作全部観ないとなんとも言えませんね。
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