ブログのなんかすごい人、イケダ ハヤト 著『ブログで月500万円稼げるようになるまでの全記録。』を読んだよ

amazonプライム対象本を月に一冊読める制度があるので、できるだけ利用するようにしていますが、読みたいものを探すのにちょっと工夫が必要だったりします(という話を前回書きました→amazon Kindleのプライム対象本って微妙なサービスだなぁと思ってたけど全ては選び方次第だと気づいた昼下がり)。

月に一冊と言っても、次の本をダウンロードするまでは読めるシステムなので、長めの本の後はチャチャっと読めそうな本、というように組み合わせたりするといいのかなと思ってます。
というわけで4月はこれを選んで読みました。

ブログで月500万円稼げるようになるまでの全記録。 (イケハヤ書房)
イケダ ハヤト

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2016-04-05
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どちらかというとチャチャっと読める方でした。
イケダハヤトという人のことは、「ブログのなんかすごい人(らしい)」くらいしか知らなくて、「プライム対象本」で検索して何ページ目かに出てきたので「なんかこれでどうすごいかわかるのかも」とダウンロードしてみました。

なんかもう書名どおりの内容でした。
自身のブログでその月のページビュー数やアフィリエイト他ブログ発の収益を発表したものを時系列で並べて、それぞれに現在の目から見た自己評価を書き添えているもの。
なるほど。何がすごいかはわかりました。
数字がすごいです。ページビューも収益も桁違い。初期から。あと記事の本数も。
きょう本屋に行ったら「アフィリエイトで月5万円稼ぐ方法」みたいな書名の本があったけどそんなのアハハのハ、である。初期から。

全体的に右肩上がりでさらに途中から大成功しているグラフみたいのが頭にバーンと出ているので、安心して読んでいられるというか思った通りに収益が伸びていくので、こちらはすごくフラットな気持ちで読みすすめましたが、現在の著者が「そっちは儲からないからやめろ」とか「早くこっち行け」とか自己評価というか当時の自分に呼びかけてるのが面白かったです。優秀な人は目標設定と行動と反省でグルングルン回ってるんだなぁ。
最後に書き下ろしのあとがきのようなものもありますが、そこに「歴史を作ってる」というような意気込みも書いてあって、なるほどな、と思いました。そこまで考えているなら速く速くと行動するのもわかるような気がします。人生なんてあっという間に終わっちゃいますからね。

ブログの記事も一本読んでみました。サラリーマンのブログはつまらないというような内容のものですが、内容よりも文章の組み立てが印象に残りました。(読んだのはこれ→サラリーマンブロガーの記事が超つまらない理由

まず、タイトルと冒頭でサラリーマンの書いてるブログが全然つまらないということを強めの調子で書いて読み手を挑発します。そのあとにどうつまんないかとかなぜつまんないのかとか、ニートのブログの方が面白い、というようなことを書いていきます。読んでる方はこのあたりで反論や疑問がポツポツ浮かぶのですが、この人は「1日15本記事を書ける俺にかなうわけがない」みたいなことを言い出し(そもそもイケダハヤトほどブログで成功してるひとはいないようなのでこう言われるともう誰も反論できなくて「サラリーマンのブログでもちょっとは面白いものもブツブツブツ…」みたいな状態になっちゃう)、最後はちょっぴり方向を変えて自分の情みたいなことを書いて締めてますが、なんかもう見事だな、と思っちゃいました。

挑発してから反論を誘うようなこと書いて直後にねじ伏せるって、格闘技ならわざと隙を見せて相手を誘い込む達人の域。最後の、自分の情を書いてるところは、冷酷な試合で相手を叩き潰した後にファンに向かってにこやかに手を振ってるイメージでしょうか。
信者は「この落差がたまんないのよねぇ」と言い、その他の人はここまで見せられるとみんな思うんです。「この人を敵に回しちゃいかん」。ブログのなんかすごい人は総合格闘技向きの精神を持っているということがわかりました。

5月はプライム対象本としてこれをダウンロード。

すべての男は消耗品である。VOL.1~VOL.13: 1984年8月~2013年9月 連載30周年記念・完全版
村上龍

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かなり長めだから6月まで食い込むかも。そしたら次はチャッチャと読める本を、ね。


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