もうこの一話だけで報われたじゃんね。ドラマ『いだてん 〜東京オリムピック噺〜』をずっと観てるら

一時は時代が行ったり来たりするのについていけなくてくじけそうになった『いだてん』視聴ですが(参照 →「散らしすぎだよ。大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺』」)、実はずっと観ていて、どんどん面白くなって毎回泣いたり笑ったりしています。

「時代が行ったり来たりでついていけません」と泣き言を言った直後にストックホルムオリンピックに出発する回で自分でもびっくりするほど感動しました。

オリンピック出場のプレッシャーに悩む金栗四三に兄が言った「お前が弱虫なら百年後のいだてんも弱虫だ」という言葉にドカンとやられましたが、このセリフはその回の前半のもので、「こんなにいい言葉をここで出すのか。なぜ?大丈夫?」と心の隅で思いながら観ていたらちゃんとクライマックスがありました。

三島の母。

もうあれ反則。

出征する息子を送る母だあれ。

ドラマって。

フィクションて。

人生に必要なんだと思ったよ。

で。

ずっと観てるんだけど。

毎回毎回いいんだよこれが。

毎回いいんだけど今回。

(26)「明日なき暴走」。

もうこれ傑作。

この一話を観ただけでもういいやってくらい傑作。ドロドロ泣いた。

なんだこれ。

ここまでの話から引き継いだものはもちろんだけど、あらゆるものが詰まってた。すげーぞこれ。

私はそもそもコンプレックスがあってそれを克服する話に弱いんだけど、演出も含めてすげーぞこれ。

土曜日に再放送があるので未見の人はぜひ観てください。

それとあとおこがましいけど自分のためにひとこと書かせてください。

死ぬまでにこのくらいの話を俺も書きたい。

あ。

あともうひとつ。

誰か阿部サダヲを止めろ。

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