プリオは泣いてピットは殴る蹴る。映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』“Once Upon a Time in Hollywood”を観たら

ひとりぼっちの土曜日。
よく行くシネコンからもらったちょっとお安く観られるクーポンの期限が近づいたのでこれ観てきました。

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』公式サイト


上映時間が161分とかだったのでやや悩みました。
161分というと数字に弱い私にはもはや「なんじかんなんぷん」とか計算できない長さです。
それでも、
「3時間はないけど2時間よりはけっこう長い」
くらいの認識で覚悟を決めて鑑賞。
タランティーノの映画を劇場で観るのはじめてだなぁ。
そんなこと言ったらレオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットも劇場で観たことないや。たぶん。

似てなくてスマンソン(←示唆を含んだダジャレ)

1968、9年あたりが舞台なので、私が小学1年生とかその頃。
映画内では当時の映画やテレビ番組の名前やシーンがたくさん出てきます。
タランティーノはインタビューで、その頃のことを知らなくても楽しめるけど事前に知っておけば得られるものはあるし、報われるよ、というようなことを言ってますね。
その当時の代表的な映画やテレビ番組のタイトルを並べてみて、観たことないけどだいたいどんなのかわかるっていう程度で大丈夫だと思います。
むしろこの映画を観て、あの映画もう一度観たいな、とか、タイトルしか知らなかったけど観てみようかな、とか思うような、そんな作用がある映画だと思いました。
161分という上映時間ですが、現実、劇中劇、劇中映像などバラエティに富んだシーンの連続で退屈しません。
笑ったり泣いたり不気味だったり怖かったり怖いのに笑っちゃったりと情緒的にも忙しかったです。
ある意味歴史映画なので、このくらいの長さは必要だったのでしょう。



レーティングが「PG12」で、「小学生には助言・指導が必要」となっていました。
うちの子は高校生なので助言も指導も不要ですが、直接的な暴力シーンもありますので、小学生以下のお子さまと観る際には、「あれは本当にやってるわけじゃないのよ。血も食紅と片栗粉を水で混ぜたやつだしあのナイフも刺すと刃が引っ込むやつなんだよ」と助言してあげましょう。
なんなら帰宅してからお子様といっしょに血糊を作ったりすると親子の絆が深まるいいきっかけになるかもしれませんね。
でもしかし。
大人の私が見てもちょっと「うっ」となる暴力シーンもありました。
「痛い痛い痛い痛いそれ痛い!」みたいな。
それがどこかは観てのお楽しみということであまり触れません。
そんな暴力シーンもありますが、子役と犬には癒されますな。
癒されますが「痛い痛い痛い痛いそれ痛い!」ももたらされる。観ればわかる。

blinkkisi
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