日々棒組み813 自転車のタイヤから空気がシュウシュウ漏れてらぁ

さて。
陽に当たらないと気分がどんどん滅入ってくる季節がやってきましたが、みなさんいかがお過ごしでしょう。
天気もいいので久しぶりに自転車で当てもなく走ってみることに。
自転車を引っ張り出すとタイヤの空気がちょいユルだったので空気入れ。
前のタイヤ、次に後ろのタイヤ、と作業を進めたが、後ろのタイヤから空気入れをはずした瞬間にえらい勢いで空気が漏れ出し、タイヤがふにゃふにゃになってしまった。
なんだこりゃ。

タイヤは一度パンパンになっているので空気注入口(つーの?)の金具のあたりに原因があると見て、ネジっぽいところを締め直してもう一度。
タイヤがパンパンになったところで空気入れを外すとやっぱり空気が漏れていく。シュウシュウと。勢いよく。気持ちいいほど。

注入口の金具を、はずせるだけ外して(外れるの2個だけだけど)、もう一度はめ直したりしてみる。パソコンなら再起動だ。違うか。
もう一度空気を入れてみるが結果は同じ。
帰ってきた妻が事情を聞いて、
「自転車屋行けばいいじゃん。そんなのすぐ直して空気をシューっと入れてくれるよ」
いや、そうだけどさ。
自転車屋行って、どこかのネジがゆるんでただけとかだとちょっと恥ずかしいじゃんかよ。ある程度は状況を把握したいじゃんかよ、素人なりに。

などと思いながら先っちょの金具を外してもう一度よく見ると、金具の根元のゴム部分がすり減って切れかけている。
ははぁん。
こいつだな。
このゴム部分が劣化して仕事してないんだな。犯人は「怠け者のゴムくん」だったってわけだ。
素人自転車探偵(私)が犯人を特定したところで修理はプロにゆだねることに。

乗れない自転車を引きずって産業道路沿いのイオンバイクへ。
空気の入っていない後輪がキュルキュル鳴って物悲しい。
夏に水道管の水もれがあったと思ったら今度は空気もれ。
やれやれ。次は何が漏れるやら。
「漏れる」といえばやはりあれかあれ。
私の先っちょの部品も経年劣化なのか、最近では機能が怪しい。
以前と同じようにしているつもりなのにどうも狙いが定まらない。どうやら私のチンチ、イオンバイクに到着。

自転車を外に停めて店に入ると、小学生2年生くらいの女の子がおじいちゃんに新しい自転車を買ってもらって帰るところだった。
タイヤのチューブをなんかグルグルしてる店員に声をかけ、事情を話し見てもらうと、やはり注入口の先っちょのゴムの劣化が原因とのこと。
ほらみろ。私の推理どおり犯人は怠け者のゴムくんであった。
今後私のことは自転車探偵と呼んでくれたまえ。やめてくれたまえ。
店員が言うには、このゴムは消耗品なので年に一回くらい交換するものだ、とのこと。
何十年も自転車乗ってるけどここがこうなったの初めてだけどなぁ。それとも最近のゴムは経年劣化が早まっているのかなぁ。地球温暖化とか世界経済の悪化とかで。

新しいゴムに交換し、はめ込み、空気を注入するとあ〜ら不思議(不思議じゃない)タイヤはパンパンに。
前輪のゴムももうすぐ怠け者になりそうだったのでこちらも交換。
二つで税込220円。
ひとつあたり100円+消費税10円。
軽減税率ではありませんでした。
こら安倍晋三。自転車といえば庶民の足。その修理代くらい軽減税率にしてもバチは当たらんぞよ。
などと思いながらも、お釣りに1円玉4枚もらってもなぁ、とも思ってしまうのでした。
あ。
カードで払えば良かったのか。
まぁいいや。

こうして無事、日曜日の私は当てのないサイクリングに出かけることができたのでした。

blinksaba
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