老いて弱くなり賢くなる。SFドラマ『スタートレック:ピカード』“STAR TREK:PICARD”「7.ネペンテ」を観たら

先週間違って配信されてしまったいわくつきの第7話「ネペンテ」。
ネペンテというのは再生キューブから逃れたピカードとソージが向かった惑星の名前ですね。ちょっと不思議な名前ですが、ピカードがここを選んだのにはわけがありました。
これから観る人もいるでしょうからはっきり書くのは控えますが、私は泣いちゃいましたね。

スター・トレック:ピカード (吹替版)

前回と比べると静かに進行していきますが、前回に引き続き、陰謀や悪だくみ(同じか?)が少しずつ明らかになっていきます。悪いやつはどんどん悪く、残酷さを発揮します。
一方、老いて弱くなったピカードを支え助けるのは、過去にピカードに救われたり、ピカードの身近でその行動を見て尊敬していた人々です。彼らの行動の規範は「必要とする者には救いの手を」という信念と矜恃です。そしてそれはピカードの行動規範そのものです。
悪い奴がひどいことするのでその対比が際立ちます。
フィクションですが、自分の人生も他人の人生も大事に、尊重して日々を重ねなければいけないなぁと、57歳にしてしみじみ思いました。

今までボーッと見ていてあまり気にしていませんでしたが、オープニングの映像って遺伝子とか細胞のイメージなんですね。有機的なイメージと機械のようなイメージと混然としていますが、遺伝子 →細胞 →ピカード(人間)と象られていきます。
かつてボーグに同化されたピカードだけに意味深です。そしてこのシリーズのテーマなんですね、人間と機械(人工知能)。ボーッとしているので第7話でやっと気づきました。

静かに静かにいい話ふうで第7話は終わりましたが。

blinktasu
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