誰を呼ぶ?映画『ゴーストバスターズ/アフターライフ』‟Ghostbusters: Afterlife”を観たら

みんな大好きゴーストバスターズ。
第四作目ということになりましょうか、今回は『アフターライフ』。
何でしょう「アフターライフ」。高齢者向けの生命保険の名前みたいですが。
調べたら“あの世”って意味でした。生命保険の商品名には使えませんね。水木しげるの漫画に出てきそうだけど「あの世生命保険」。死神がイメージキャラクター。キャッチコピーは「最後までご案内します」と。

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第一作目が公開されたのは1984年。ジャンルの近い『ゴジラ(1984)』、『グレムリン』と同時期の公開だったので「3G対決」と呼ばれていました。私が劇場で鑑賞したのは『ゴジラ』だけでした。
(「3G対決」に関しては当時発行の「月刊スターログ」でも話題にしてました。それについてはこちら→オトーは月刊スターログと  #6 : 1985年1月号

あれから40年近く経っているわけですが、映画の中でも実時間相当が経過しています。初代ゴーストバスターズの孫世代の物語。
当時大学生だった私も今では孫のいるおじいちゃん。そういうことです。

舞台はなんか怪異の予兆の雰囲気がそこはかとなく漂う田舎の町。
事情があって死んだおじいちゃんの家に引っ越してきた孫たちはそこでゴーストバスターズの装備あれこれを発見します。死んだおじいちゃん、イゴン・スペングラー博士が保管していたのです。

というところから始まるのですが、前半は静かで、オカルト要素もドタバタコメディ要素もうっすらしてます。ゴーストバスターズの小道具を流用したB級映画みたいです。
変人扱いされていたおじいちゃんが実は家族思いのいい人で、みたいなハーツウォーミング映画にしようと思えばそうできそうな流れ。

これはこれでそんなに悪くはないけど「ゴーストバスターズ?」って感じでした。
中盤からやっとゴーストバスターズっぽくなってきますが、田舎の町で何か壊しまくっても観客としてはあまり盛り上がりません。でも「つまんねーな」とは思いませんでした。「あーなんかもうちょっと、なんかがもうちょっと」とは思いましたが。

一作目のファンをくすぐるような要素が時々地味に入っていて、最後に盛大なくすぐりがやってきますが、わひゃわひゃわひゃという笑いではなく、しみじみにんまりする感じでした。
全体的に楽しく鑑賞出来ましたが、さすがに第一作にあった魔法のような愛おしさはありませんでした。そりゃそうだよね。

孫少年トレヴァー、どこかで見たような、と思ったら『ストレンジャー・シングス』に出てましたね。『ストレンジャー・シングス』の最新シーズン観てないけど観てみようかな。

エンドロールをながめてたらSigourney Weaverの文字が。
「あれ?出てたの?どこ?誰?」と思ったら出てました、しっかり。これでもかってくらいわかりやすく。

でもやっぱり一作目はいいよなぁ。

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