「家でやる事が無いなんて信じられない」
と豪語していた私ですが。
ちょっと時間を持て余す事が増えて来た外出自粛生活何日目だか。
こんな時にとはじめた長い映画鑑賞シリーズも気力が続かず。
本を読めば眠くなり。
お絵かきしてもなんか身が入らない。
NetflixやAmazonプライムビデオも面白そうな映画やドラマはたくさんあるが、観始めるのは気力が必要。
映画は2時間くらいあるし、ドラマはシーズンいくつかもあると思うとそれだけで疲れてしまう。
ああ俺もしょせんは人の子。
いろいろバランスが必要なんだなと気づいた外出自粛生活何日目だか。
テレビでよく紹介している「空き時間にできるちょっとした体操」とかせっせとやってる。
腕を前から上げて外に開いて肘を曲げながら下ろしたり、片足を胸に引き付けてそのまま10秒静止したり、キンタマを引き上げる心持ちで股間に力を入れたり。
短時間の気晴らしが必要な、そんな毎日だ。
で、この数日は好んでYouTubeを観るようになりました。
最初は懐かしいアニメや特撮番組関係を選んで観ていたのですが、この二日くらいはずっと船木誠勝のYouTubeを観ています。プロレスラーの。
なんでしょう。
自分が昔のプロレス好きなので、話題としても面白いのですが、船木の語りがいいですね。
この人あんまり笑わないでプロレスの話をするんです。
日常でも話をする時に意味もなく笑ったりするじゃないですか、おかしくもないのに。
「おばさん」って、国籍人種問わず、話の最後に笑うじゃないですか、別におかしくもないのに。
それがコミュニケーションをソフトにする機能があったりするのはわかるんですが、船木は喋っててそういう笑いがほとんど無いんですね。
前田アンドレ戦の話とか、安生前田襲撃事件の話とか殺伐とした話題でも船木の真摯な語りで聞くとなんだかホッとする。
そんな船木の語りですが、ちょっとだけ笑いながら話していたのが、「自分が嫌いなプロレスラー」。
船木が嫌いだったプロレスラーとして挙げたのは、ブッチャー、藤波、橋本真也、バス・ルッテン、ホイス・グレイシーら。
理由は子供の頃テレビで見てたら流血してて怖かった(ブッチャー、藤波)、試合すると痛くて嫌だった(橋本)、強くてむかついた(バス、ホイス)。
で、その回のまとめを聞いていたら、
「私も50年生きて来て、」とか言い出した。
「えーっ!50かよ」
思わず声を出してしまいました。
船木50歳なの⁈!!
そうかぁ50かぁ。びっくりしたなぁ。
私よりずっとずっとずっとずっと年下だと思ってたけど、ななつしか違わないんだね。
どうしましよう。
私たちは船木誠勝が50歳になってしまった世界に生きているんですよ。自粛しながら。