正妻と愛人の闘い甲子園。みたいな映画『翔んだカップル オリジナル版』を観たら

原作漫画は名前とざっくりした設定を知ってるくらいでちゃんと読んだことありません。
連載漫画の映画化って数々のハードルがありそうですが、アイドル映画に徹すればそれなりに形になるのかな。
と思ったらちょっと違いました。

翔んだカップル

高校生の男女(薬師丸ひろ子と鶴見辰吾 )が一軒家に二人だけで住むという設定のお話ですが、冒頭10分くらいでちょっとしたゴタゴタも一応解決し、同居状態になります。
その後、高校生活のかたわら、若い男女の同居状態ゆえのやや際どいシーンなどを織り込みながら進行します。
これがホントに「やや」で、匂わせるくらいのさっぱりしたものです。

鶴見辰吾は、性的な妄想も抱いてるようですが、薬師丸ひろ子はそれに気づいているようないないようなきょとんとした顔でいろいろ受け流します。
そんなでありながらいつの間にか女房気取りで、夕食を作ったのに帰ってこないとか怒ったり、同じクラスの女子(石原真理子)と仲良くしてるとやきもち妬いた挙句、ずっと年上の男(真田広之)とデートしたりします。

石原真理子とはライバル関係みたいになりますが、この辺のやりとりが本妻と愛人の争いみたいです。可愛い奥さん薬師丸ひろ子と妖艶なフェロモン美人石原真理子の闘い。原作もそういう位相で描かれてるのかな?読んでないからわかりませんが。

それにしても鶴見辰吾モテモテです。
人気漫画の主人公ってみんなモテモテですよね。
不特定多数の女子にモテる場合もあるけど、あるヒロイン的女子が他の人には理解できない理由で主人公を好きになったりしますよね。
これ、男子にとっては夢だけど現実には絶対起こらないですね。モテるにはちゃんと理由や行動が必要。
少年漫画のそういう「理由が無くても何もしなくても勝手に誰かが好きになってくれる」を刷り込まれるとその後の人生モテないまま送ることになっちゃうんだ。俺知ってんだ、そういうこと。

エヴァンゲリオンの綾波レイは、碇シンジを好きになるように設計されたクローンだったけど、そういう技術が実用化されるまでモテないやつはモテないままなんだって打ちのめされたひとりぼっちの中年男子が日本中にいることでしょう。

なんの話だっけ?

鶴見辰吾モテモテなので、終盤で第三の女と関係を持ちます。ゆきずりみたいな感じです。直接的な描写はありませんが、「こりゃヤッたな」とわかるようになってます。

性欲描写に関しては、少年漫画っぽいさっぱりしたかわいいもの(エロ本見てるとか寝姿を思い出してぼんやりするとか)と、もう少し生々しい描写が入り混じってる不思議な映画でした。

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