誰かが昔ハマってたと言っていたので観たらめちゃくちゃ面白かったです。
ブレイキング・バッド(amazonプライムビデオ字幕版)
高校の化学教師ウォルター・ホワイトは妊娠している妻と脳性麻痺で障害を持つ息子と暮らしていましたが、ある日肺がんで余命宣告を受けます。
あまり経済状態の良くないホワイト家(借金もあり、ウォルターは教師の他に洗車屋でアルバイトもしています)。
自分が死んだら家族はどうなってしまうんだ?なんとか財産を残す方法は無いものか?
考え抜いたウォルターは自分の特技=化学の知識を活かし、高純度のドラッグを作って売ることを思いつきます。
というのがドラマの発端。
アメリカでは2008年〜2013年に放送されているのでご存じの方には今さらだとは思いますが、私は全然知りませんでした。
死を宣告され思い詰めたとはいえドラッグを作って売るってあんた、って思ったらもうハマってますね。
ウォルターはちょっと怒りっぽくて意固地で、時々(っていうかいちいち)判断が変なのでハラハラしちゃいます。
「お前そこは受け入れろよ」と思うような場面で意地を張ったりします。身近にいて欲しくないですこの人。
5シーズンまであるうちのシーズン4の二話まで視聴しましたが、状況がどんどん悪くなって行ってます。
シーズン1、2あたりはまだドラッグ作りと家庭の両立みたいなところでハラハラすることもありましたが、シーズンが進むにつれそれどころじゃないことになって行きます。もう泥沼です。何しろシーズン4のサブタイトルが「生き地獄」。
ただ、ドラマを盛り上げるための無理な展開に引っ張られてるような印象はあまりありません。
ウォルターが何か判断する時には視聴者に感情移入させるような作りになってるからじゃないかと思います。
わざと悪い方を目指しているようにしか見えないのですが。
ウォルターは元教え子のジェシー・ピンクマンを助手というか相棒にしているのですが、ふたりはかなり激しく対立することもしょっちゅうで、そこもハラハラポイントです。
ただ、ウォルターはジェシーを守るために自分を危険に晒してまでかなりのことを(やらないと言っていた殺人まで!)やってしまいます。
これって何があっても教え子を守る熱血教師的な行動原理なのかな、と思いました。
かなり狂ってますが。
2008年に始まったドラマということで劇中では二つ折りのガラケーが使用されてます。
悪いことに使ったガラケーを通話が終わった瞬間にパキッと折って捨てるシーンが何度かありました。
通話終了 →パキッと折る →捨てる、までが一連の流れになっていて緊張感があります。
パキッと折る時は大抵怒ってますその人。
スマホだとこうは行きませんね。壊すのに小型の瓦割りの台みたいのが必要。
普段の操作もスマホだとユルユルして緊張感が途切れそうな気がします。
というわけであと2シーズン弱。どこまで悪い状況に行くか見届けたいと思います。