こんど生まれてきたら絶対映画部に入るんだ、俺。
体がデカいだけで柔道部に入るような青春時代は送らないんだ。
なんかこういう映画の題材にならないし、柔道部。
なんかこういう青春の悩みと輝きとほほえまし、みたいな映画の。
こういう映画はでもおっさんとかが誉めないで、若い人が自分たちの映画として発見すべきなんだろうけどね。難しいんだろうけどさ、いまどき。
原作も読んでないし桐島が何部かも知らずに観たけど、凝ったつくり。みんな違う温度差で同じ時間や出来事に接してる。観てる方は、誰かに自分の共感を見つける。みんなの事情もわかるっちゃーわかる。
俺の共感は映画部の神木隆之介じゃないほうだな。あの、ぼんやり鈍臭くて、先頭には立たないけど地味に自己主張はある、でもやっぱり舞台の真ん中には立てない(立たない)タイプ。我が身を見るようだよ。野球部のキャプテンも好きだけど、あんな風には生きられないね。
温度差のあるエピソードが混ざり合ってちょうどいい湯加減になるような気持ちいい映画。
ちょっと苦手なきらきらした青春映画かと思って観たら全然違って(いや、そういう要素も多いけどさ)、すごく面白かったよ。ゾンビ最高ー。あのシーン、原作ではどうなってるんだろ?
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