悪くはないけど黒かった。2014年版『ロボコップ』を観たよ

昔の、っていうのかオリジナルっていうのかポール・バーホーベン監督の1987年版が傑作だと思っているので、リメイクなんていらないよ、観る必要ないよでもタダなら観てやってもいいよ。と思っていたらamazonプライムビデオで定額内視聴できるので鑑賞しました。

監督:ジョゼ・パジーリャ 出演:ジョエル・キナマン(ロボコップ)、ゲイリー・オールドマン、サミュエル・L・ジャクソン

悪いってわけじゃないけど、なんか冒頭以外あっさりしてたような。
国外の紛争地帯に治安維持のために戦闘ロボットを輸出してるって設定は「おっ!」と思ったけど、ロボコップが誕生するとなんかそういう世界観が後ろに引っ込んじゃうのね。本来ドラマが濃厚になるであろうアメリカ国内のお話の方が国外の紛争地帯のシーンよりあっさり感じる。
ロボコップの元の人格の記憶とか、家族との関係とかの基本的な設定が違うので、展開は違って当たり前なんだけど、オリジナルにあったドロドロ感はあんまり無いかな。なまじ元の記憶が残ってるからつらいだろうなぁとは思うけど。
オリジナルの「失っていた記憶がよみがえる」はSF的で、新作の「人間じゃなくなった苦悩」は、SFのテーマとしてもあるけれど、むしろメロドラマ的効果ねらいが大きかったように感じました。
なんていうか、SFというのがジャンルに思い入れのある人々のものだったころのなごりがあるのが旧作で、そういうのを乗り越えて、「SF的なもの」が広く世間に受け入れられた後の映画が新作って感じもした。

それと、敵がはっきりしないね。
オリジナルは「犯罪者」→「自分の仇の犯罪組織」→「黒幕」みたいなはっきりした段階を踏んででクライマックスに至るんだけど、そのへんがぼやけてるというかうまくエスカレートしていかないように思えた。
全体としては際立ってひっかかるものがない無難な仕上がり、結果的に旧作の良さを再確認させるための映画になっちゃってたというのは言い過ぎでしょうか。
悪くは無いんだよ。オリジナルを愛してるだけ。

というわけでオリジナルを観ながらこれ書いてました。やっぱいいなー。いろいろいいなー。「いい腕だ。名前は?」
「マーフィー」

 

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