いったい誰に向けて作ったんだろうと思いながら観たらなんと俺向きだった映画『愛と誠』(2012)を観たよ

昔、原作を読んだり、池上季実子主演でドラマになったのを観たりしていたが、この映画については愛と誠が誰と誰なのかくらいしか知らないままamazonプライムビデオで鑑賞。

もうなんだろ、反則に次ぐ反則。また反則。
オープニングがアニメになってるのはまぁいいとして、その後、実写になってからはもう呆気にとられっぱなし。

だってまさかミ

あ、これから観ようと思ってる人は何も知らずに観た方がいいと思います。びっくりできる。
amazonのレビューとかも読まずに鑑賞することを強くおすすめします。特に原作を知ってる世代の方々は必見ですから、この先は読まずにまずは観てください。
なにしろ『愛と誠』がミ


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あ、いいですか?もう。書いちゃいますよ。
なにしろそこに触れずにこの映画の感想を語るのは不可能ですから。

なにしろミ、
ミ、
ミュージカルなんです!あの『愛と誠』が!
で、歌われるのが昭和の歌謡曲(アニメソングもあり)なんです。
しかも、ミュージカルの上に、コメディなんです!純愛山河『愛と誠』が!
『愛と誠』がミュージカルコメディ、またはお笑い歌謡ショー。
こりゃびっくりしますよ。

実写シーン冒頭、1972年に現れた誠が西城秀樹(初代太賀誠俳優)の『激しい恋』を歌い始めた時はオープニングの延長かと思ったけど、なんか長い。その後の愛とのやりとりも、ユーモアとかじゃなくベタで明らかなギャグを取り入れている。
原作世代として「まぁ観といてやるか、タダだし。ひどけりゃひどいでブログのネタになるし」とナメきっていたが、そんな上から目線を完全に置き去りにする幕開け。
呆気にとられはしたがだが。

その後ほぼ原作に沿って話は進み(ここがすごい)、原作の有名なシーン(ポケットから手を出せバキッ!)やセリフ(君のためなら死ねる)の合間に懐かしい歌が流れるので、脳内がノスタルジーモードになっちゃったのか、なんか心地よくて、こっちは我にかえらない(かえりたくない)まま目が離せなくなる。
こりゃ反則だ。
誠の母親が歌う『酒と泪と男と女』も反則だ。お笑いだと思って観てるのにほろっとしちゃっただろ。歌ってすごいなぁ。
同世代の友人とカラオケに行って、世代の歌を歌って思い出を語って笑ったりしみじみしたりした時の感覚に似てるかも。

原作世代としてもうひとつ言っておくと、武井咲はかなり原作のイメージに近いと思いました。外見だけは。
かわいい武井咲に変なことさせるための映画だったのかも。

監督は三池崇史、おもな出演は、早乙女愛に変な武井咲の他、太賀誠:妻夫木聡、岩清水弘:斎藤工など。他にもたくさん有名な方が出てました。

サントラも発売されてました。なるほどこの映画ならサントラが欲しくなるかも。私は買いませんが。

映画 愛と誠 オリジナル・サウンドトラック
サントラ 安藤サクラ 一青窈+『愛と誠』の合唱団 妻夫木聡 斎藤工 武井咲 一青窈・市村正親 大野いと 伊原剛志 余貴美子

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blinkpanda

コメント

  1. […] た話をしたのは記憶に新しいが(参照→いったい誰に向けて作ったんだろうと思いながら観たらなんと俺向きだった映画『愛と誠』(2012)を観たよ)。観ていてひとつ思い出したことが […]

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