iPhone5Sを使っているオカーが、LINEのゲーム、ポコポコをやりながら、
「もうちょっと大きい画面のがいいなぁ、ゲームとか見やすいし。あるんだよねぇ?」」
などと言い出し。
ガラケー歴が長いアヤも、
「もうそろそろスマホ買ってくれてもよくね?」
などと言い出した。
そ、そんなこと言うなら俺なんか無印の iPhone5を3年くらい使ってるぞ。もう変えてもよくね?
というわけで3台同時購入の検討を開始。
学割とかのシーズンなので、アヤと一緒の購入はお得な条件に持ち込めるかもと、SoftBank のサイトで機種変更料金シミュレーション。
機種やらプランやらをいろいろ変えても今よりもだいぶお高い料金しか出てこない。機種変更では学割のメリットとか無いみたい。
なんだよSoftBank。
継続利用者に冷たすぎるぞ。何年使ってると思ってんだ。
わたくしどもは、大好きだった傑作アクションヒーローテレビドラマ『仮面ライダークウガ』に出てくる一条刑事が J-フォンを使っていたので、最初の携帯電話は J-フォンに決めたのでございますよ。
ですから以来15年、J-フォンがボーダフォンになり、挙げ句の果てにソフトバンクになってもそのまま継続してきたのでございますよ。家族みんなで。
一条刑事が現在どこのキャリアを使っているかは知りませんが、もういいでしょう。何年使っても冷遇されるならもういいでしょう。
15年のご愛顧。義理は果たしたと申せましょう。さらばだSoftBank、そしてVodafone、なにより J-フォン、さようなら。一条刑事もさようなら。そしてありがとう。
というわけで docomoのサイトで再度シミュレーション。
「他社からの乗り換え」を基本条件にして他の条件をいろいろ変えてシミュレーションしたが、何度やっても今より数千円安い料金しか出てこない。
今の料金は3人(ひとりガラケー)で月々 ¥20,000 デコボコ。SoftBankで3台iPhoneに機種変更すると ¥25,000〜¥27,000くらいになりそう。それが docomo に乗り換えると3台ともiPhoneにしても ¥15,000〜¥17,000くらい。他社からの乗り換えが優遇されるのは当然としても(自分が乗り換えることにしたら、SoftBankでは「冷遇」の原因だった乗り換え優遇は「当然」になるのね)、docomoのプランにはもうひとつ有利なものがあった。
docomoのプランにあってSoftBankにないもの。それは容量のシェア。ドコモなら一台がシェアパックというサービスに加入すれば後の家族は¥500でその容量を分けあえる。これはありがたい。全員でそれぞれ容量を契約するより絶対お得。もう言い切っちゃう。絶対お得!お!と!くっ!お父さんが主契約をして家族で分けるので父親の威厳も保たれるってもんだ。
SoftBankとの契約を中途半端なところで切るので、解約金やらで3万円以上かかってしまうが、それも何ヶ月かで取り戻せる計算。
よし。
細かいとこはともかくdocomoだ。電話番号変えずに乗り換えられるアレだ、アレ。
まずはSoftBankでアレ、電話番号ポータビリティ、MNPの手続きだ。
ものすごーくわかりにくかったが、調べたところ、MNP手続きは電話でできるそうなのでさっそく電話。「ポータビリティ」ってうまく言える自信がなかったので、「他社に乗り換えたい」と言ってみる。
本人確認的なことをした後、係が変わる。
変わって出てきた人に乗り換えの理由を訊かれたので、「機種変更より乗り換えた方がなんかお得そうだから」と伝えると、今乗り換えるとこんだけお金がかかるよ、みたいなことを言い出して解約金やMNP発行手数料の話を始めたんだけど、その中に乗り換え先の手数料も加算してたから、「でもそちらで機種変更しても手数料ってかかるんですよね?」と言うと「おっしゃる通りです」と。
さらに、乗り換え先とこっち(SoftBank)のサービス(料金プラン)とどこが違いますか?みたいなことを訊くから、「容量をシェアできないのが決定的だったね」と言ったらSoftBankにも同様のサービスはありますよ、とか言い出した。
ナニーッ!見逃してたか!ちょっと話が違うぞ。
こっちはSoftBankのサイトを見ながら電話しているので、「それはサイトのどこで見られますか?」と問うと、少々お待ちください、と。
エレガントな保留ミュージックを聴きながら待つことしばし。
「少々」からややはみ出したくらい経ってから戻ってきた係が言った。
「申し訳ありません。サイトには載っていませんでした」
ってお前な。そーゆーとこだぞ SoftBank。
そこでどっと疲れちゃったので、その後、SoftBankショップで見積りはとったかだの、乗り換え先で見積りはとったかだの訊かれたが、ショップ2件で見積りとって2件であーだこーだやり取りするなんて考えただけで過労死しそうなので、
「うん。でも乗り換えの手続きしてください」
と言ってしまった。
乗り換える3台分のMNP予約番号発行手続きをして、長男ショウヘイのiPhoneだけは訳あってSoftBank残留なので、残る一台よろしくね、みたいなことを言って電話を切った。予約番号はショートメールで送られてくるとのこと。
10分も経たずにショートメール着信。
こうして。へとへとになりながらも、人生初のキャリア乗り換え(むこうは勝手に変わっていったが)の前半戦を終えたのであった。
後半戦(対docomo戦)についてはまた今度。何しろへとへとなので。
念のため書き添えますが、電話応対してくれたSoftBankの方はとっても感じのいい、常識的なやり取りの通じる人でした。引き止めようとはしていましたが、それが強すぎたり、「損するよ〜」みたいな言い方でもなく、こちらが訊いたことには真摯に答えてくれている印象でした。当たり前っちゃー当たり前だけど、そうでもない輩が世間には溢れてるからねっ。会社での価値観が世間の常識と大幅にずれてるやつとはお話ししたくないんだよね、たとえこっちも仕事だったとしても。
と、社会派なコメントをチクっと入れたところで次回、「決戦!ドコモショップ初体験!」につづく!