サイトを開設して16年。思えば「今さら」なことばかり書いてきた。
だから今回もあえて「今さら」なことを書かせてもらう。
マイケル・ジャクソンってカッコいいね。
なんだろう、いちいちカッコイイっていうかカッコつけてるのがいちいち決まってるっていうかそんな感じ。
踊るマイケル。歌うマイケル。走るマイケル。歩くマイケル。止まるマイケル。振り向くマイケル。ドアの前に立つマイケル。前にぐーっと倒れていくけど途中で止まるマイケル。みんなカッコイイ。
映画は、物語的整合性の優先順位が低いっていうかほとんど考慮されてない作りで、リズムとかノリみたいのでずんずん進んでいく。
シーンにいちいち理詰めで納得しないと気がすまない人には向かない映画だなと思った。
その、わずかな物語の部分は子どもにもわかりやすいようになっていて、そこにはわかりやすくメッセージが込められていた。
悪役は子ども達にコカインやヘロインといった麻薬を広めようとしている男。カモにされそうになる子どもたち。子どもたちを助け戦うマイケル。いちいちカッコイイマイケル。いちいち歌い踊るマイケル。マイケル!ジャクソン!
マイケルは子どもたちに「麻薬はいけないよ」と言ってるよ。
さらに悪い奴らは銃をぶっ放してマイケルを追い詰めるがマイケルは自分の体と歌とダンスで切り抜けてゆく。
「銃はいけないよ」というメッセージも込められてるんだな、と思って観ていたら、なんと、終盤で巨大ロボに変身したマイケルは自分の体から大量のミサイルをぶっ放して悪い奴らをぶっ殺した。
マイケルは、「麻薬はいけないけどミサイルはいいよ」と言ってるよ。
マイケルのメッセージを総合するとたぶんこういうことだと思う。
「子どもたちよ。麻薬に手を出さず、健康に育ち、良き兵士となり、ミサイルをぶっ放して敵をやっつけろ!Come together!」
*個人の感想です。
ただ、物語の整合性を無視して、シーンだけぽんぽん投げつける方がメッセージは突き刺さるのかもな、とも思った。合理性を麻痺させたところに非合理だろうが邪悪だろうが突き刺してくんだもんな。
ってこんなこと書こうと思ってたんだっけな?
まぁいいや。先に書いたけど、いちいち理詰めで納得しなくてもオッケーな人には大丈夫な映画。
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