大事なことは歌って伝えろ。鈴木 三重吉『古事記物語』を読んだら

『古事記』に興味はあるけど本格的に読むのはハードル高い、とずっと思って生きてきましたが、わかりやすくまとめてあるらしい電子書籍があったので読んでみました。
わかりやすい上になんと無料(←これ大事)!ありがとう青空文庫!

古事記物語 Kindle版 鈴木 三重吉 (著)

なんていうか、日本の神様たちなかなか自由です。
思ったことすぐ行動に移す神様多いです。
神様同士よく殺し合ってたみたいです。
でも場合によっては何度も生き返ったりします。
神様時代から神武天皇以後の時代になってもやることあんまり変わりません、殺し合ったり道で見かけた美女に声かけたりしてます。自由に生きてて羨ましいです。

あと、昔の人は大事なことは歌で伝えたみたいですね。
誰かが恋しいとか、恨めしいとか憎らしいとかはわかりますが、川で溺れかけている時も助けてほしいと歌にしてます。
歌うとその通りになったりもします。

きっと歌というのは言葉にさらに力を加えるものだったのでしょう。
最近、ラップでバトルする『ヒプノシスマイク』というアニメを家族で観ているのですが、それを思い出してちょっと笑っちゃいました。ラップの歌詞が相手に現実的なダメージを与えるんです。どういう仕組みかは訊かないでください。

というわけで面白くってわかりやすい『古事記物語』。
わかりやすいわけです。「子供向け」でした。
私にはちょうど良かったです。

もう少し上級者にはこんなのもありました。

古事記(完全版): 現代語訳+古事記物語+英文と絵画で読む Kindle版

古事記の上級者目指して買ってみました。
200円だし(←ここ大事)。
頑張って読んでまた感想書きます。絵も多いみたいだし(←ここも大事)。

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