ムスメオススメ映画『グレイテスト・ショーマン』“The Greatest Showman”を観たら

娘が高校生の時に授業で観た映画『グレイテスト・ショーマン』。
先日、動画配信されているのを見つけ、夜中だったけどつい観てしまったという映画『グレイテスト・ショーマン』。

「そんなに面白いの?」
と訊くと
「もう次から次へ、だよ」
「事件連発なの?」
「一難去ってまたまたまた、だよ」

ということで何がそんなに次から次になのか興味を持って鑑賞しました。

グレイテスト・ショーマン

娘から聞いたことと「たぶんミュージカル」程度の予備知識しか無いまま試聴開始。
可愛い女の子の気を惹くためには大人に殴られることも辞さない少年がやがて大人になります。
どこかで見た顔だと思ったらウルヴァリンでした。

その、元少年でウルヴァリンの人P・T・バーナムは、かつて気を惹いたその少女と結婚します。上流階級育ちの彼女でしたが、子供も生まれ、バーナムとの貧しい暮らしにも不満はありません。
しかしバーナムには野心と才能と、そして何より家族に裕福な暮らしをさせたいという焦りがありました。
ところがある日、勤めていた会社が倒産。裕福どころか生活の危機に陥ります。
でもそこはしぶとい男バーナム。挫けません。時々歌など歌いながら(ミュージカルだからね)、コンプライアンス的にどうなの?という手段を使って世界の奇妙なものを集めた「バーナム博物館」を作ります。
え?「バーナム博物館」?
聞き覚えがあると思ったら以前こんな本を読んでました。

『バーナム博物館』スティーヴン ミルハウザー (著)

お前だったのかバーナム。
本の細かいところは忘れけど。
そうかそういうことかバーナム。

バーナム博物館はなんだかうまくいかないのですが、そんなことで挫けるバーナムではありません。
博物館がダメなら生の奇妙なものを集めて見せ物にしよう!
と奇妙な人々を集めます。
そしてその奇妙な人々を集めて奇妙なことをさせる見せ物「サーカス」は大当たり。

ところが低俗だの下品だのと攻撃してくるアンチも現れます。
もっと世間に認められなきゃ妻や娘が幸せになれません。
ということでそのための行動を起こすのですが、その流れの先で、サーカスの団員のみんなが「THIS IS ME」という曲を歌い踊ります。
もうなんでしょう、圧巻。感動しましたここ「THIS IS ME」。
最高のクライマックスじゃん、と思いましたが上映時間の半分あたりなんですね「THIS IS ME」。

ここで盛り上がりすぎちゃったおかげでその後の展開がなんだかありきたりなメロドラマに思えちゃいました。

映画も終盤になり、最後の試練的なことが起こってるあたりで娘がやってきて、
「お、いいとこじゃん。でもこの映画は「THIS IS ME」だよね」
だって。
あはは。だよね。お父さんも同感だよ。「THIS IS ME」のための映画と言ってもいいよね。

今回、実在するバーナムについてもちょっぴり調べました。
Wikipediaに写真が掲載されてました。
怖い顔してましたバーナム。
たぶんウルヴァリンより強いと思います。

P・T・バーナム(Wikipediaへのリンク)

世が世ならXメン(もちろんウソヴァリン)
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