娘の大学で「保護者向け就職ガイダンス」があったので行ってきました。暑い中。蝉も鳴く中。
定刻の10分ほど前に着きましたが、会場の大きなホールは保護者たちでほぼ満席。思っていたより大人数で、何人いるのか数えようとしましたが、33人数えてやめました。
ガイダンスの内容は、大学の就職活動サポートの基本理念と取り組みの概要、そして、保護者は就活生をどうサポートすべきかなどでした。
昨年の就活生へのアンケートも紹介されていました。
*保護者の対応でありがたかったこと
・現状を聞いたりせずそっとしておいてくれた
・金銭的な援助(スーツ代や交通費など)
・就職できなくてもなんとかなると言われた
・新聞記事のスクラップを頼んだら対応してくれた、就活状況に関して何も共有しなくても見守ってくれた
など。
なんでしょう、金だけ出して言われたこと(新聞のスクラップなど)だけやってあとは黙ってろ、と。そういうことみたいです。
そしてもっと気になるのが、
*保護者の対応で困ったこと
・WEB面接中に騒がしい、部屋に入ってきた
・名の知れない企業に受かったと言ったら「大卒でそこか…」と言われた
・「お金かけたのにそんな落ちるの?あんたがしっかりしないからよ」と言われた
・「起業したら?」とよくわからないことを言ってきた
だそうです。
そんなこと言うか?という気もしますが、全体としては「口を出さずに静かにして音を立てるな」でしょうか。ありがたかったことと整合性がとれてますね。
保護者の世代の就活とはだいぶ変わっているので、保護者の価値観でのアドバイスは役に立たないと思った方がいいようです。
お金だけ出してあとは静かに見守ることにします。
スクラップは作りません。新聞取ってないので。
朝は「ちょっと面倒だな、暑いし」と思っていましたが、行ってよかった。
なかなか有意義な1時間でした。
ホールを出るともう蝉は鳴いていませんでした。
降り出しそうな曇り空を見上げて、
「次は俺の終活だな…」
と呟こうかと思いましたがやめときました。