・ゴジラが出る
・神木隆之介が出る
・戦後すぐころが舞台らしい
鑑賞前に知っていたのはこの三つだけでした。
(タイトルの読みが「ゴジラマイナスワン」だというのも映画館の館内放送で知りました)
すごく面白そうな気もした反面、自分が好きな「怪獣映画」が否定されるような(でも悔しいことに面白い)映画になってるんじゃないかという不安もありました。
ところがそんな不安は全くの杞憂だったのです。
序盤の、人間ドラマが長めに続くところでは「俺は何を観てるんだ?」とちょっと思いましたが、その心配もゴジラが現れると遥か彼方に吹っ飛んでいきました。
これが怪獣だ!これがゴジラだ!しかも今まで観てきたゴジラ大暴れシーンを凌駕している。もう傑作確定これでいい。
観る前にどんな映画かかいろいろ考えていました。
その中に、「あれは使うのか?」というのがあったのですが、なんだか使われないまま進行するので「ああ、使わないんだな、それもまたよし」と思っていたら、ここしかないってところでバーンと使ってきました。震えました。これでやられちゃうんだよねぇこっちは。
それと「ああいうのは出るのかな?」というのもありました。「でもまさかなー、VSシリーズじゃあるまいし」と思ってたらちゃんと出ました。しかも今までの「ああいうの」より大活躍でした。
あとねー、2歳くらいかなぁ、女の子が出るんだけどもうねー、出るたび孫娘(3歳)を思い出しちゃってさぁ。泣いたりするとこっちの胸も締めつけられました。
そういうこともあって何箇所かで目が潤んでしまったのでした。
怪獣映画というと怪獣が暴れる要素と人間ドラマの要素を切り離して語られることがあるのですが、この映画はゴジラの動向と人間の反応や行動の動機みたいのがいいバランスで溶け合っていたと思います。なんか、ゴジラも日本国民になって普通のドラマに溶け込めるようになったんだなぁ、とか変なこと考えちゃいました。
『シン・ゴジラ』とは反対の方向にグーっと伸ばして行ったら輪っかになって尻尾が少し重なりました、という映画に思えました。
書きたいことたくさんありますがこのくらいにしておきます。結構怖いシーンありましたよ。体にくる怖さみたいのが。
『ゴジラ−1.0』公式サイト ↓