あの超名作ドラマ『ブレイキング・バッド』のスピンオフドラマです。
『ブレイキング・バッド』はすごく面白かったのですが、あのズッコケ(に私には見えた)弁護士のお話ということで「面白いのかなー」と視聴に踏み切れませんでした。
しかしある時、ふと観たらこれが面白い。
なんだよもっと早く観れば良かったよ。
『ブレイキング・バッド』の6年前という設定で、あの弁護士ソウル・グッドマン(このドラマではまだ本名のジミー・マッギルとして活動)がどうやってあんな感じになったのかが語られます。
ジミーくんは出来のいい兄のおかげでひねくれた若者だったようです。詐欺的なことをして捕まると超有能弁護士の兄に助けてもらったりしてます。
ひねくれてはいましたが、目的に向かって努力することはできる人で、通信教育だかなんだかで弁護士資格を取ります。
兄はある時から極度の電磁波アレルギーになり、電気で作動するものに近づくと死にそうになっちゃいます。難儀です。
ジミーはそんな兄に生活必需品を買い届けたりと面倒を見てます。悪いこともするけど基本善人なんです。
弁護士として成功したい、兄に認められる人間になりたいとジミーはいろいろやらかします。
というのが基本ストーリーで、それだけでも充分面白いのですが、その過程で『ブレイキング・バッド』に出てきたあの人この人がチョロチョロ出てきます。
ドアを開けてあの凶暴男トゥコが出てきた時は思わず「うお」と声が出てしまいました。ビビって。
あのかっこいい頼れる男マイクも出てきます。初登場は地味に出てきましたが、だんだんマイクの物語も語られます。
というか、ソウルとマイクの話になっていきます。これが面白い。ソウル単体、マイク単体のエピソードと、ふたりが絡むエピソードがいい具合で進行します。
すべてのおじいちゃんは孫が可愛いものですが、ことさらマイクが孫を大切にする理由も徐々にわかります。そして裏稼業に手を染めてゆく様子も。
というわけで『ベター・コール・ソウル』、シーズン2第4話まで視聴したところです。続きが楽しみ。