NHKドラマ『犬神家の一族』(と『八つ墓村』)を観たら

なんていうか「犬神家の一族」ってだけで「観なくちゃ」となる。そんな世代。
知らなかったのですが、NHKで「金田一シリーズ」ってのになってたんですね。今回の『犬神家の一族』放送に先立って2019年の『八つ墓村』も放送され、それも観ました。
ただ『八つ墓村』って何作か観てるはずですが、どうも詳しく記憶に残らない。
「村人が落武者を8人殺した」と「津山30人殺しを元にした事件が起きてる村」って要素は強烈だけど登場人物の行動やその動機がほとんど記憶に残らないんですね、今回のもそうでした。観ていて「こいつなんでこんなことしてんだ?」と何度も思いました。
まぁ私の集中力や短期記憶能力に問題があるのでしょう。

あと、なんか喋るとそのドラマをぶち壊してしまう真木よう子(個人の感想です)が、この『八つ墓村』では良かったですね。似合ってた。

そんな『八つ墓村』に比べて『犬神家の一族』のなんと安心して観られることか。
何が起こるか大体覚えてる。
珠世さんが部屋の戸を開ける瞬間、「中に誰かいそう!」と思うとちゃんといる。
「こいつ珠世さんを襲いそう!」と思うとちゃんと襲う。
「珠世さんこいつにも襲われそう!」と思うとちゃんと襲われる。
「菊人形から首が転げ落ちそう!」と思うとちゃんと転げ落ちる。
安心安心。

なんなら犯人も知ってる。あのおばさん。動機も知ってる。わかりやすい。大竹しのぶ怖い。ゴムマスク男と並んでも負けない怖さ。

スジがわかっていて観て面白いのか?っていうとちゃんと面白かったです。不気味さもちゃんと感じました。佐清の白いゴムマスクって見慣れることは無く、何度見ても不気味なんだと思います。

と、安心して楽しく怖がって観ていたら意外な結末が。
怖い怖い。珠世さんが怖く見える『犬神家の一族』なんて初めて観たぞ。『海のトリトン』の最終回みたいな感触。違うか?まぁいいや。
原作や従来の映像作品と同じものを見せておいて、最後にガラッとアングルを変えて見せてきました。やりやがったな。

俳優さんもみんな良かったですが、大竹しのぶとゴムマスク以外では古館弁護士が印象に残りました。シリアスからややコミカルの切り替えがスムーズ。「ややコミカル」ね。この匙加減が大事だと思います。
猿蔵は、今までアレがアレなキャラクターという印象がありましたが今作では、あれ?アレじゃないのかな?と思っちゃうくらいのアレで、中途半端に感じました。『犬神家の一族』初遭遇の人にはただの口下手なおっさんに見えたのではないでしょうか。

高校の時でしたか、原作読んで悪夢を見たのを覚えてます。多感だったね、あの頃。
今回ドラマを観て、また原作から読みたくなりました。

金田一耕助ファイル5 犬神家の一族 (角川文庫)

そういえば『炎の少女チャーリー』の新作も「観なくちゃ」となって観ましたが、その話はまたいつか書くかもしれません。映画そのものより「炎の少女チャーリー」という語に物申す、みたいな。「僕の初めてのキング」みたいな。書かないかもしれませんが。

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